いびきをかいている人がなぜ自分のいびきで起きないのか、
不思議に思ったことはありませんか?
これは、脳の働きや睡眠の深さに関係しています。
① 脳がいびきを「危険」と認識していない
いびきは、上気道(のどの空気の通り道)が狭くなり、
空気が通るときに発生する振動音です。
自分の体から発せられる音は、
脳が「自分にとって危険な音ではない」と判断するため、
目が覚めにくいのです。
② 深い睡眠に入っている
いびきをかいている人は、特に「深い睡眠」(ノンレム睡眠)にいることが多く、
この状態では外部の刺激に鈍感になります。
そのため、多少の音や振動では目が覚めないのです。
③ 脳が「慣れ」ている
慢性的ないびきをかく人は、脳がいびきの音に慣れてしまい、
騒音として認識しづらくなっています。
そのため、自分のいびきの音で目を覚ますことはほとんどありません。
④ 睡眠時無呼吸症候群の可能性も
いびきをかく人の中には、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の疑いがある場合もあります。
SASの人は、いびきをかいた後に一時的に呼吸が止まり、
その後大きないびきを伴って呼吸が再開します。
これを繰り返すことで脳が十分に休めず、
日中の眠気や集中力低下につながることも。
いびきを改善するには?
横向きで寝る(仰向けよりも気道が広がる)
寝室の湿度を適切に保つ(乾燥するといびきをかきやすい)
枕の高さを調整する(高すぎると気道が狭くなる)
アルコールを控える(筋肉が緩み、いびきをかきやすくなる)
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もし、いびきがひどくて日中の眠気が強い場合は、
一度専門のクリニックで診てもらうのもよいでしょう。
わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学
いびきをかいてる人はなぜ起きないのか

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