——「頑張れない自分」を責めないための、目標との付き合い方
「目標を持ったほうがいい」
「ゴールを決めれば行動できる」
よく聞く言葉ですが、
実際はこう感じている人も多いはずです。
- 目標を決めても続かない
- そもそも、何を目標にすればいいかわからない
- 目標を立てるとプレッシャーになる
もしそうなら、
それはあなたの意志が弱いからではありません。
目標の“持ち方”が合っていないだけです。
なぜ目標があると、人生は進みやすくなるのか
目標の役割は、
「頑張らせること」ではありません。
一番大きい役割は、
迷ったときの判断基準になることです。
- 今やるべきか、やらなくていいか
- 続けるか、休むか
- これは自分に必要かどうか
目標があると、
これらをいちいち感情で決めなくて済みます。
つまり、
目標は“行動を楽にするための道しるべ”。
多くの人がつまずく「目標設定」の落とし穴
目標が続かない人に多いのが、
いきなりこう考えてしまうこと。
- 半年後にはこうなっていたい
- 失敗したくない
- 周りにどう見られるか
これは、
ゴールから考えすぎている状態です。
ゴールが大きすぎると、
- 今の自分との差がつらくなる
- 行動できない自分を責める
- 結局やめてしまう
という流れになりがち。
目標までの道のりをつくる、現実的な考え方
① まず「到達点」ではなく「方向」を決める
最初に決めるのは、
明確なゴールでなくて大丈夫。
- もう少し健康でいたい
- 今より不安を減らしたい
- 好きなことに近づきたい
このレベルで十分です。
目標は
「向かう方向」さえ合っていれば、途中で変えていい。
② 目標を「行動」に落とさない
ここが一番大事なポイントです。
❌
「毎日1時間勉強する」
「毎日運動する」
これは目標ではなく、
自分を縛るルールになりがち。
⭕
- 机に向かう
- 本を開く
- 5分だけやる
“始める動作”を目標にすると、続きやすくなります。
③ 「できたかどうか」だけを見る
結果を見ると、
人はすぐ落ち込みます。
- 成果が出ない
- 変化がない
- まだ足りない
見るべきなのは、
「やったか、やらなかったか」だけ。
できた日は丸。
できなかった日は何もしない。
それだけでOKです。
目標に疲れたとき、助けになる本たち
ここからは、
「やる気を煽らない」「現実的」「自分を責めにくい」
そんな視点で選んだおすすめ本をご紹介します。
📘『小さな習慣』スティーヴン・ガイズ
目標が続かない人に、まずすすめたい一冊。
- 目標はとにかく小さく
- やる気に頼らない
- 習慣は“失敗しない設計”が大事
「腕立て1回」
「1行だけ読む」
そんなレベルでも意味がある、
と教えてくれます。
📗『Atomic Habits(ジェームズ・クリアー)』
「目標」より「仕組み」に焦点を当てた本。
- 人は目標ではなく環境で変わる
- 続く人は意志が強いわけではない
- 行動のハードルを下げることが重要
目標に疲れた人ほど、
救われる内容です。
📕『嫌われる勇気』
目標が「他人基準」になってしまう人に。
- 誰かに認められるための目標
- 比較から生まれた目標
これらが、
どれだけ自分を苦しめるかを教えてくれます。
「自分はどう生きたいか」
を考え直すきっかけになる一冊。
📙『保身の経済学』(森永卓郎)
「動けない自分」を責めてしまう人に。
- なぜ人は行動を避けるのか
- なぜ変化が怖いのか
を、構造的に説明してくれます。
目標に進めないのは、
あなたの性格ではなく、
人間として自然な反応だと分かります。
まとめ:目標は、あなたを縛るものじゃない
目標は、
- 頑張らせるためのものでも
- 自分を評価する道具でもありません。
迷ったときに戻ってこられる場所です。
途中で変えていい。
止まってもいい。
遠回りしてもいい。
大切なのは、
「やめないこと」ではなく
「また戻ってこられる形にしておくこと」。
もし今、
目標に疲れているなら、
今日やることは一つだけで十分です。
「少しだけ、前を見る」。
それだけで、
もう一歩進んでいます。
ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣 (フェニックスシリーズ) 単行本(ソフトカバー)


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